彼はデータ予想に走りました!
(ここで彼とは私の同じ職場の後輩Aとさせていただきます)
後から聞いた話ですが、
Aは 仕事が終わってから毎日毎日過去のデータを洗いざらいに
分析をしていたそうです。
Aには勝つ為の確信が 必要だった
確実に勝てる方法が絶対あるはずだ!
え〜ぃ!もっともっと調べたる〜ってな感じで
競馬にドップリ浸かり
もう誰も止める事はできませんでした。
なぜならAは会社の希望の星の1人であり
何十年に1度の天才だと周りから思われていた人物なのです。
安易に仕事が出来るという先入観で
誰もAを止めようとする人物がいなかったからです。
そう私も止めれませんでした(泣)
毎週毎週行われる競馬開催は
休む暇なくギャンブルが出来る
金稼ぎにはもってこいの土俵でした。
ある日、
Aから「先輩1万円貸してもらえませんか?来週絶対返すんで」
あんなに羽振りが良かったAから声をかけられました
私も一応先輩なんでその時は1万円を貸すことに
違和感なく貸しました。
そして約束通り、次の週に1万円は返って来ました。
おさらいですが、僕は競馬もやりますが、競馬予想の記事も発行しており
副業の収入もあるのでお金には困っていませんでした(o^^o)
そして、次の週もAからこんな言葉が出て来ました
A「先輩2万円貸してもらえませんか?」
私はえっまたかよって思いましたが
俺が副業やってるの知ってて言ってるのか?
俺がお金に困ってないの知ってて言ってるのか
少しお互いカンの探り合いになりました
やっぱり先輩なんでその時も2万円は貸しました
その2万円が返って来たのは
それから2週間後の事でした
またAは少し羽振りが良くなり競馬に燃えていました
相変わらず勝負師みたいな馬券を購入してましたので
こいつ儲かってんなぁ・・・
なんて思っていました。
つづく